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森喜朗がオリンピック組織委員会会長に就任した理由 [ニュース]

「76歳の細川護煕サンでは、東京オリンピックの時不安だ」と言っている人たちが、76歳の森喜朗サンをオリンピック組織委員長に推すのはどんなギャグなんだろう」
ネット上にこんな言説が飛び回っています。
さて、なぜ森喜朗はこのポストを欲しがったのか?
「請われて就任した」はもちろんパブリックイメージに過ぎません。

ちょっとおさらいをしてみましょう。
彼は小渕総理急死のどさくさに紛れて、青木幹雄、野中広務らとの密室談合を経て総理大臣になった人物です。
小渕氏から病室で次期総理の指名を受けた、という発言をしていましたが、当時危篤に陥っていた小渕氏の病状から「そんなことはありえない」、と担当医師に発言をひっくり返されました。なんの正当性もなく自民党総裁の地位を得、総理大臣に就任したのです。
「密室」報道はマスコミの策略、というのが森喜朗の主張ですが、なぜ密室でないのか?、本当に小渕氏から後継指名を受けたのか?、については明確な反論すらできていません。
総理時代は数々の失言を経て、加藤の乱、えひめ丸事故など、政治的成果以外の話題を振りまき、丸一年で辞任しました。
さて、森喜朗が本領を発揮したのは辞任後です。小泉、安倍、福田と、自ら領袖を務める派閥から続々と総理を輩出。キングメーカーの名をほしいままにしました。
この時期によりはっきりしたのですが、彼の思考回路は、国民のため、の前に自民党の、それも自分に親しい内輪のため、が常に優先します。内輪でうまく物事を回していきたい。それが彼の考え方の根幹にあるように見えます。
安倍首相が2012年の自民党総裁選に出る際、派閥のトップだった町村氏に譲って立候補するな、と諭したのも彼です。町村氏は病気で体調がすぐれなかったにもかかわらず、派閥の論理を優先したわけです。国民不在もはなはだしいですよね。
今回の都知事選についても「原発を論点にするのはおかしい」などと発言しています。おかしいかどうかは選挙民が決めることでしょう。ここでも内輪優先の思考が見え隠れします。

さて総理退任後のキングメーカー時代ですが、この時期にあった過去の売春疑惑訴訟では、逮捕歴のデータ提出を拒否して結審。
また押尾学事件とされる六本木ヒルズでホステスが死亡した事件がありましたが、この死亡したホステスと森喜朗は親交がありました。食事の席でふたりで写っている写真はネット上に散らばっていますから、興味のある方は検索してみてください。
この事件については森喜朗と、森の息子との関係も取り沙汰されています。真偽の程は不明ですが。

そして、今なぜオリンピックの大会組織委員会なのでしょうか? 彼はもともと文教族です。オリンピックは文科省が関わっていますし、スポーツ関連では日本ラグビー協会の会長でもあります。その辺りからゴリ押ししたという意見もあります。
就任後の役割として最重要なのが資金集め。ですから政府やJOCとしては経済人でまとめたかったところでしょうが、キヤノン会長、トヨタ名誉会長など、財界の大物が揃って固辞。
しかし、オリンピックの組織委員会会長といえば、企業イメージにとってもいいことづくめ。財界人だって無理してでも受けたいポストでしょう。
しかしなぜあえて彼らは辞退したのか? そしてなぜ森は「誰も居ないならしょうがないなあ」というポーズで受諾したのか? 裏でいったい何があったのでしょうね。
今後、どういうお金がどういう流れで集まってくるのか? 今後の動向をしっかり見極めていきましょう。


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台風でも何時間もかけて会社に来させる意味ってなに? [ニュース]

スクリーンショット 2014-01-24 10.56.43.pngスクリーンショット 2014-01-24 10.54.45.png
台風26号、大変でしたね。被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。

おかげで今朝の交通機関のダイヤはめちゃくちゃだったわけで、
大変な思いをして出勤された方も多かったことでしょう。

私は東京近郊のターミナル駅近くに住んでまして、
今朝9:30 くらいにコンビニに寄るために外出したのですが、
駅がものすごい人、人、人でギュウギュウ詰めになってまして、
これは一体何ごとか、と様子を見に行ったのでした(ヤジウマ?)
あっ、ちなみに私は家で仕事をしている者です。

駅では、ケータイでさかんに「まだ動かないんですよ」とか会社に報告入れてる人が
たくさんいましたけど、そんなの会社側だって分かってますよね?
それでも報告する義務があるってことなんですね。

電話してる人たちも「しばらくそこで待機しろって言われたよ」とか言ってましたが、
なぜいっせいに休業ってことにしないのでしょう?

何時間もかけて会社に来させる意味ってなんなんでしょうね。

「もう2時間も待ってるよ!」とか怒鳴ってる人もいましたけど、
でも、でもですよ、それってテレビとかネットで情報を取れば、
動いてないことは分かるわけでしょう?
家で動くことが確認できたら出てくればいいんじゃないでしょうか?

動き始めたって、しばらくは乗車制限とかで乗れないわけで、
家からゆるりと出てくるくらいでちょうどいいのでは?
でもきっと「ゆるり」という感覚ではないんでしょうね。

ところで会社に行こうとがんばってる人たちは何が目的で行くのでしょう?
「仕事があるから」が第一だとは思いますが、
でも今日は仕事先もみんな機能してなくて、仕事にならんでしょう。

それより「行かないと怒られる」とか「何言われるかわからない」とか、
仕事以外の人間関係重視で駅で並んで待ってる、という気がしました。

「電車動いたら一番に乗って頑張って会社に来ました!」
という忠誠心に価値を見出しているというか。。。
そのためにいつ動くかもわからない改札の前に、
きれいに整列して待ってる人たちもたくさんいました。

電車動くのを待ってる人たち、もう全部で1000人以上はいたと思いますが、
これが首都圏の各駅で繰り広げられていて、その電車を待って、動いたらまたギュウギュウ詰めになって
会社にたどりついて。。。、そのエネルギーの総量は如何ほどになるのか?
それを自宅で効率よく仕事をすることに振り向けたら、どれだけの経済効果があるのか?

台風が直撃して電車が動かないだろうことは、昨日からわかってました。
だったら昨日のうちに自宅作業ってことで、決定すればいいのでは?
もちろんそれを決定した企業もありましたが、
当日になって、駅に並ばせて、「待機しろ」って会社には、
社員をマネジメントする能力が決定的に欠けてるのではないでしょうか?

そもそも会社って利益を生み出すことが仕事ですよね。
そういう会社は利益を追求するマネジメント能力にも疑問を感じます。

「自己判断で出社か自宅勤務か決めるように」でもいいと思うんですよ。
そんなに社員が信用できないのかな?

そして無理して会社にこさせる目的はなんなのか?、
待機しろと言っている役職者にはわかっているのでしょうか?
まあ、分かってたらやらないとおもいますけど。

こういう会社が、今の日本の経済疲弊を象徴してるような気がしました。
アベノミクスで数字だけ操作したって、現実の会社がこれではね。。。

台風一過の雑感でした。

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参院選後の民主党の議席を予想する。 [ニュース]

野田佳彦前首相、
「民主党政権時より日米関係は日米関係は厳しくなっている」
と朝日新聞の記事より。

しかしもう、何を言っても説得力がまるでないですね。
いまの民主党は、ストレートに安倍政権批判をしても墓穴を掘るだけ、
ということが理解できないのでしょうか。。。

国会の本会議や各委員会でも、
民主党は現党首の海江田、さらに前原、玄葉など
前政府の要職者が安倍首相に対して質問をしていましたが、
ことごとく
「じゃあなんでやらなかったんですか?」
と返されて終了。

そりゃそうですよね。
いまの民主党は、参院選でなんとかしなきゃ、
という焦りだけで突っ走っています。

実際、安倍政権は成果を上げているわけで、
その部分を突っ込んでも無理だってことが
なぜわからないのかな?

マーケティングの発想がないんでしょうね。
有権者がなにを欲しているのか?、
ということが見えてない。

有権者の新たなニーズを発掘、
そこにこそ全力を上げるべきなのに、
自民党の揚げ足取りに終始。
もう参院選の惨敗は目に見えていますね。

現在の参議院議席数は、
民主党 85
自民党 84
公明党 19
みんなの党 13
生活の党 8
共産党 6
みどりの風 4
社民党 4
維新の会 3
以下略

民主党は第一党なわけですが、
今度の選挙では自民党と比べて著名な候補もほとんどいないですし、
10議席を切る可能性も大きいですね。

自民党、維新の会、みんなの党、公明党につぐ、
第5党になりかねない。
意外と共産党が躍進して第6党かもしれない。

生活の党、みどりの風はこのままでは持たないでしょうから、
また民主党、維新、みんなとのシャッフルもあるでしょうね。







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ワタミが参院選に立候補(出馬)する本当の理由 [ニュース]

ワタミの渡邉美樹会長が
参院選に自民党から比例代表で出馬することが
確実になった。

本日5月31日付でワタミ会長職も非常勤となり、
本格的に政治家として始動するようだ。

飲食業、介護事業にも積極的に取り組んでいること、著書も多いこと、
また都知事選に立候補した経験などからも、
有権者に対する訴求力は、あまたの新人候補を凌駕する存在だろう。

介護など高齢者問題は
選挙で有権者へのアピールが非常に高い提言になるが、
介護ビジネス経験から、その問題点も、
現職のどの議員より切実に理解しているものと思われる。

自民党からは他にも、
知名度の高い何人かのスポーツ選手などが候補にあがっているが、
知名度だけで具体的な政策を持ち合わせていない候補とは
渡邉は一線を画する存在となろう。

比例トップ当選も夢ではないのではないか?

しかしなぜ今?、なぜ自民党?、
という疑問をもつ人も多いのではないだろうか。

渡邉本人も、2011年に出馬した
都知事選前のインタビューでは、
「参議院や衆議院の議員になったとして、
自分自身の想いを叶えることができるかというと、
今の政党政治の中では非常に困難」
と語っていた。

この選挙では石原慎太郎に敗れたが、
101万票を獲得している。
無所属で出馬した渡邉に対する無党派層の支持が高かった、
ということだろう。

しかし今回の参議院選。
風向きは変わった、と渡邉は読んだのだろう。

今日の記者会見で渡邉は、
安倍総理のすすめるアベノミクスを
「見事な政策だ」
と評してみせた。

企業経営者からしてみれば、
これは評価の一致するところで、当然の論評といえる。

「TPP賛成」
も同様に当然であろう。

つまり、企業経営者として、
今の安倍自民党は、もっとも自らの主義、信条、経験にフィットする。
自分が都知事選のころから訴えてきたことに、
アベノミクスが寄り添ってきた、という自負もあろう。

もしかすると渡邉は、安倍総理以上に、
アベノミクスを深く理解している存在なのかもしれない。
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アベノミクスもいいけれど、庶民にとって「景気」とは何か? [ニュース]

日経平均も円安も、この一週間くらい、
一休止というところですね。

相場の上昇に熱くなっていた人たちも、
ちょっと冷静になって相場を眺められる、
いい時期だと思います。

さて、アベノミクスの眼目の一つに、
日銀の大量国債買い入れがあります。
国債を買うことで現金を市場に放出し、
お金の循環をよくしていこうということですが、
さて、その放出されたお金はどこに向かうのでしょう?

日経平均が急上昇したり、円安になったり。
これはつまり、株を買ったり外貨を買ったり
してるわけですよね。

つまり、放出されたお金は、まず投資に向かっている、
といえるでしょう。

実需についてはどうか? 
海外で工場を建ててた製造業種が、
円安だからって、やっぱり国内に工場を作ろう、
となるんでしょうか? 
あまりなりませんよね。

高級宝飾品が売れている、
というニュースをちらほら見ますが、
これは元々お金を貯めこんでいた富裕層が
お金を使い始めた、と言えるでしょう。

では一般庶民についてはどうなのか? 
夏のボーナスは一部大企業では増えるようですね。
その他多くは新聞などによりますと、
「あまり生活がよくなった実感がない」
という意見の占める割合が高いようです。

では庶民にとってアベノミクスは何なのか?
これは要するに、


あまり関係ない。。。

というのが正直なところではないでしょうか?

20年以上前のバブル期。
イケイケドンドン大騒ぎな世相とはいえ、
庶民で財産を成した人ってほとんどいませんよね。
たいして多くもない給料を、
世相に流されてバーっと使って終わった、
という人はたくさんいたようですが。

株や不動産に突っ込んで、借金かかえて終わった、
という人もいたようですが。

つまり景気の善し悪しというのは、
お金のある人が儲かったり損したり、
というだけで、庶民として、
上の方でなんかやってるなー、
という一歩引いた体勢で眺めてるのが
いちばん安全なのではないか、
と思うのであります。

資本主義というのは、
タネ銭が多い人ほど有利な条件で
取引できる仕組みになってるわけで、
その他大勢の人たちが
少ない資金で手出しして勝てる確率は限りなく低い。

今なすべきこと。
それは、バブル期の新聞を
図書館でじっくり読んでみるといいのではないか、
と思っています。

今なすべきこと、
これから来るべきことに対する備えが
見えてくるのではないですかね。

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TPPに反対は、サムスンのケータイに778%の関税をかけるようなもの [ニュース]

日米首脳会談で、TPP交渉参加への道筋が示されました。

これに対して、
またもや農業団体と、その票で当選している議員たちががゴネています。

保護されることをあたりまえと考える農家、
そしてそういう発想を育ててきてしまった自民党。

こういう人たちは、時代の変化にとことん弱いですね。
イノベーションとかマーケティングとか、まったく考えず、
ただ守ってもらうことだけを声高に繰り返す。

そこに消費者は不在です。

日本の米って、関税率が778%もあるんですよ。
つまり実質1000円分の米を輸入しようとしたら、
1000 x 7.78= 7780円。
というわけ。
そんな米、誰も買いません。

そうやって輸入米を締めだした上に、
農家は補助金もたくさんもらっています。

これ、他の産業と比べたら異常でしょう。

最近は電気製品が売れてませんが、
シャープやパナソニックは国から補助金をもらってないし、
韓国勢、中国勢と熾烈な競争をしています。
それでもサムスンのケータイに778%の関税をかけるように
要求したりしてないでしょう。

国内農業生産物の対GDP比って、
1%ないんですよ。
つまり、1%を守るために、
99%の消費者が犠牲になっている、ということ。
犠牲というのは、バカ高い米を買わされている、ということ。

さらにもっと大きい犠牲は、
TPP反対によって、さまざまな安い商品が提供される機会を
奪われている、ということ。

米の需要はどんどん減っているので、国は減反政策をしていますね。
作付面積を減らすと、それでまた補助金をもらえる、という制度。

さらに品種改良などで作付面積あたりの収穫量が増えるとまずいので、
わざわざ収穫量の低い種子を使っているのです。

大規模農業のカリフォルニアでは、米作の種まきは空中散布です。
飛行機からだだっ広い田んぼに種をまいています。
でも、この方法で、日本より作付面積あたりの収穫量が多いんですよ!
収穫量の高い、バイオテクノロジーを生かした種を使っているので。

正直な話、日本の農家を守る必要って、あまりないんですよね。
国内で農作物を作る必要性が、よくわかりません。
食糧自給率を高めることって、そんなに大事なんでしょうか?
地震があって、津波があって、という国に田畑を集中させたら、
それこそリスクが大きいと思うのですが。。。

理想的には、
農作物を、品目ごとに、いくつもの国から比率を考えて輸入するようにする。
例えば米はタイ、アメリカ、オーストラリアを始め、
10カ国から10%ずつ輸入するとか。
関税はいりません。
そうすると、政治リスクや天候リスクも分散できますよね。

シンガポールの食糧自給率は10%ないですが、
金融業、観光業に力があるので、うまく成り立っています。
つまり、農業だけでない総合的な政策次第、ということです。

商社やバイオテクノロジー産業、大学などが主体となって、
外国に大規模農地の開発をして、現地で技術指導をすれば、
途上国への貢献にもなるし、対日印象もよくなるでしょう。
中国でだって、農薬漬けでない作物を作ればいいんです。

農作物はコモディティ化した商品の最たるものですから、
国内で作ってもしょうがない。人件費と土地代で負けるので。

永田農法のトマト、とか売れてますけど、
ああいう付加価値の高い農作物はいいですね。
ちゃんと商品価値で消費者の心を捉えてる。

雑穀米など、健康ニーズを捉えた商品も売れています。
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=25J5XF+BB8K3M+2KSA+HWXLF

別にコシヒカリとかあきたこまちくらいの米は
海外で作れるでしょうから、生産を移転したほうが
消費者のメリットは大きい。

とにかく! 
日本の農業は一回破壊して作りなおさないといけません。
それでないと、
未来永劫、大多数の国民に迷惑をかけ続ける存在なのですよ。

安倍首相は経済政策でいい舵取りをしてますけど、
だからといって8月の参院選で無批判に自民党に入れてもしょうがない。
自分の選挙区の自民党候補がTPP反対で農家票重視だったら、それでもいいのか?
よーく考えて投票することをおすすめします。




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麻生太郎は、宮沢喜一、鈴木善幸とも親戚です。 [総理の系譜]

麻生太郎は吉田茂、佐藤栄作、岸信介、安倍晋三といった歴代首相、
また皇室とも親戚関係にあることは、以前書きました。
http://souri-keihu.blog.so-net.ne.jp/2013-02-19
http://souri-keihu.blog.so-net.ne.jp/2013-02-19-1


それだけではありません。

麻生太郎の妻・千賀子は、
第70代内閣総理大臣・鈴木善幸の三女にあたります。

鈴木善幸の長男・俊一は現衆議院議員。
小泉内閣で環境大臣を務めています。
つまり、鈴木俊一からみて、麻生太郎は義理の兄にあたります。

鈴木俊一の妻・敦子の祖母は堤みどりという日本で最初の童謡歌手です。
堤みどりの父は本居長世という童謡作曲家。国学者・本居宣長の子孫。
本居長世は「赤い靴」「汽車ぽっぽ」などの作曲をしています。

堤みどりと、その夫・堤甲子三(砂糖問屋経営)の夫婦は養子を取ります。
これが堤平五(旧姓・小川)です。

平五の実父・小川平吉は戦前の代議士。
鉄道大臣などを務めました。

また、堤平五の兄・小川平四郎は中国との国交回復後、
初代の中国大使を務めた外交官です。

そして平五の姉・こと。彼女は広島県の政治家・宮沢裕に嫁ぎます。
宮沢裕は第78代内閣総理大臣・宮沢喜一の父親にあたります。

というわけで、麻生太郎の妻(千賀子)の兄(鈴木俊一)の嫁(敦子)の従兄弟が
宮沢喜一なのです。


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福田康夫は中曽根康弘と親戚です。 [総理の系譜]

2007年の第一次安倍内閣の次の首相、
そして麻生首相の前の首相、それが福田康夫です。
影薄かったですけど、覚えていますか?

小泉政権の官房長官、と言ったほうが、
通りがいいかもしれません。

さて、福田康夫の父は福田赳夫ですね。
田中角栄としのぎを削った、自民党の名宰相です。

一方、中曽根康弘は福田赳夫内閣で総務会長を務めた後、
内閣総理大臣に就任します。

ふたりとも群馬県で同じ選挙区。
当時は群馬3区という中選挙区。
中選挙区というのは、ひとつの選挙区から
複数の当選者が出る選挙区で、
現選挙制度では廃止されています。

この選挙区にはふたりの他に小渕恵三もいて、
いつも三つ巴の選挙戦を繰り広げていたのです。
一つの中選挙区から三人の宰相を出した選挙区は
他にありません。

中曽根は現職の首相時代も、福田赳夫についで2位当選だった、
というくらい、熾烈な選挙戦でした。
当時は上州戦争と呼ばれていたほどなのです。

さて、福田康夫は赳夫の長男ですが、
弟に次男・横手征夫がいました。
彼は群馬県伊香保の温泉旅館に養子で入ったため
姓が変わったのですが、
赳夫の後継者と目されたのは征夫だったのです。

赳夫の総理大臣時代に、征夫は政務秘書官を務めています。
が、癌に倒れてしまうんですね。

そこでピンチヒッターとして呼ばれたのが康夫。
政治家に向いてないことは本人も自覚していたようで、
さんざん固辞したのちに説得にまけて、
勤めていた石油会社を退職して政務秘書官となります。
これが康夫の政治キャリアのスタートです。

さて、急逝した横手征夫にはふたりの息子がいました。
長男は横手信一。
彼はゴールドマン・サックスの社員であり、
元フジテレビのアナウンサー千野志麻の夫です。

次男は横手誠二。
家業である温泉宿の現社長です。
彼の妻・淑子は中曽根康弘の兄である吉太郎の孫にあたります。
上州戦争も今は昔。
かくして中曽根家と福田家は、親戚関係となったのでした。

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安倍晋三と岸信介、佐藤栄作の家族関係 [総理の系譜]

安倍晋三は56,57代内閣総理大臣・岸信介の孫ですね。
そして61-63代内閣総理大臣である佐藤栄作は岸信介の実弟です。
つまり佐藤栄作は安倍晋三の叔父にあたります。


岸信介と佐藤栄作、ふたりは実の兄弟であり、
異母兄弟というわけでもないのに姓が違います。
これはなぜか?

ふたりの父親は岸秀助、母親は佐藤茂代です。
佐藤家は山口県にある長州藩士の家系。

岸家の岸秀介は山口県庁に勤めていたが、
退職して造り酒屋をはじめます。
造り酒屋には酒造権が必要だったが、
この権利は佐藤家が持っていた。

秀介が佐藤家に婿養子として入る形になり、
この酒造権が茂代に与えられたことによって
酒屋業がスタートしました。

よって岸信介も子供時代は佐藤信介だったのです。

ちなみに岸信介、佐藤栄作はそれぞれ次男、三男。
長男は佐藤市郎。
3人の中でもっとも学業成績のよかった彼は、
海軍大学校を卒業後、海軍中将まで務めました。

信介は高校時代、婿養子として佐藤家に入った父の、
実家である岸家に養子として戻ります。
ここから岸信介を名乗ることになります。

これが、岸信介、佐藤栄作の姓が違うことのいきさつです。

岸信介はその後、石橋湛山と自民党総裁の座を争い僅差で敗れるも、
その2ヶ月後に脳軟化症で倒れた石橋のあとを継ぎ、総理大臣就任。

佐藤栄作は池田勇人と自民党総裁の座を争い敗れるも、
4ヶ月後に池田が病に倒れたことにより、総理大臣就任。

兄弟揃って似たような境遇を経ての総理大臣就任となりました。

さらに時代は過ぎて、岸信介の娘婿である安倍晋太郎が
総選挙に出馬した時のこと。
元総理大臣・岸の地盤を引き継いだはずが、落選。
このときは岸の影響力低下がささやかれたが、
なんと、当選した対立候補の後援会長宅に
現職総理大臣の佐藤栄作とともに訪れ、
彼を安倍晋太郎後援会長に引きぬいてしまった。
そしてその次の総選挙で安倍晋太郎は当選を果たすのです。

そんな強引なまでの戦略が、
のちのち総理大臣・安倍晋三誕生のきっかけになった、
とも言えるかもしれません。



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天皇陛下と麻生太郎は親戚です。 [総理の系譜]

現職の財務大臣であり、
92代の内閣総理大臣である麻生太郎は、
天皇陛下と親戚の関係にあります。


麻生太郎には次郎という弟がいた。
子供の頃は優等生の次郎、劣等生の太郎、
というのが家族を始めとする周囲の評価だったそうです。

父・麻生太賀吉は自身の跡取りに次郎を考えていた、
とも言われており、長男・麻生太郎もそれは自覚していた様子。
著書「とてつもない日本」の中でも、
弟・次郎と自分との、生まれ持った能力の差をつづっています。

その次郎氏、学生時代に海難事故で亡くなるのです。
それで降ってわいたように、太郎が跡取りとなり、
麻生セメントの社長になり、
政界進出して内閣総理大臣に上りつめる、
と、思っても見なかったその後の人生をたどることになるのです。

さて、麻生太郎はほかにも兄弟がいます。
次郎の下に、雪子、亘子、信子、泰。

雪子は実業家・相馬和胤に、
亘子はスペイン大使・荒船清彦に嫁ぎます。

そして三女の信子は天皇陛下の従兄弟である
寛仁親王殿下に嫁ぎます。
信子はなんと16歳の時に
寛仁親王から求婚されるのですが、
まだ若かったため、一時は辞退。
その8年後に皇室会議を経て、結婚に至ります。
そして寛仁親王妃信子殿下、となります。

寛仁親王は昨年亡くなりましたね。
晩年は信子妃殿下の体調不良による療養生活もあり、
別居生活が続いていました。
寛仁親王みずから、
夫婦不仲説を流したようなこともありました。

というわけで、麻生太郎は寛仁親王の義理の兄にあたります。
その従兄弟が天皇陛下ですから、親戚というわけですね。


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